現金を常に持ち歩いたり、自宅に保管しておいたりするのは不安です。 .
銀行口座は、給料の振込みにも必要になります。
また、水道や電気、ガス、携帯料金の支払いなどにも使うのにも、便利です。
口座開設の際には印鑑(通称ハンコ)が必要になります。
銀行の届出印は実印である必要はありませんが、シャチハタネームと呼ばれる印鑑は、原則として銀行印としては使えません。
日本には多くの銀行があります。
「ゆうちょ銀行」は、もともとは国営の日本郵政公社の事業の中の1つであった貯金事業が民営化されできた銀行です。
「ゆうちょ銀行」以外にも、日本には多くの民間銀行があります。
民間銀行を大きく2つに分けると、ある地方を中心に営業を展開している地方銀行と、都市部を中心に全国的にサービスを展開している都市銀行とがあります。
都市銀行は、窓口になる支店やATMが日本中どこにでもあるので、口座開設に都市銀行を選んでおくと、後々非常に便利です。
代表的な都市銀行には、三井東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などがあります。これらの銀行のATMはコンビニにもあります。
こうした銀行で口座を開設するには、日本での滞在が6ヶ月以上経過していることが必要になります。
「在留カード」を持っていても「入国後6ヶ月以上」経たないと、日本の銀行口座での開設は難しい場合があります。
しかし銀行の運営はその銀行任され、口座開設の審査に関しても、銀行やその支店により微妙に異なっています。
ですので、職場や住まいの周囲にこれらの銀行がいくつかあれば、「この銀行」と決めずに、いくつかの支店に口座開設を申し込んでみるといいでしょう。
その際職場か住いの近くの支店で申し込みするようにします。
あまりに本人の生活とはかけ離れた無縁の地の支店で口座開設すると、理由を詳しく聞かれたり、場合によっては断られたりする原因になります。
このような店舗を持つ銀行のほかに、店舗を持たないインターネット銀行もあります。
昔は「銀行」と言ったら、店舗を持つ実店舗型銀行でした。
セブン銀行はその代表的なものです。
ネット銀行は、ほかにもイオン銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などがあります。
ネット銀行もいくつか申込んでみるといいでしょう。
銀行印に使う印鑑
銀行印に使用する印鑑は、実印と同じものにしないようにしましょう。
万が一失くした場合、銀行に銀行印の変更届けを出すばかりではなく、実印の登録も廃止と改印手続きをしなければならなくなり、非常に面倒です。
とりあえず銀行印の変更手続きだけ行って、放っておくと、たとえば引越ししてアパートを借りる場合に、実印と印鑑登録証明書が必要になり、慌てることになります。