日本の大学・短期大学・専門学校に入学するには学校ごとに平均して下表の費用が必要になります。この費用は初年度納入金(1年目)で、入学金、授業料、施設維持費などが含まれています。2年目以降は入学金がなくなります。この金額はあくまでも目安です。希望する学校の費用に関しては個別に調べてください。
学校 | 分野 | 初年度年間費用 | |
① | 私立大学 | 理科系 | 約150万円 |
文科系 | 約115万円 | ||
② | 私立短期大学 | 全学科 | 約112万円 |
③ | 専門学校 | 医療系 | 約140万円 |
工業系 | 約125万円 | ||
商業系 | 約110万円 | ||
④ | 日本語教育機関 | 日本語学習 | 約75万円 |
在留資格とは何ですか?日本に留学するためにはどんな在留資格が必要ですか?
在留資格とは、日本で行う活動に応じて認められる、日本に在留するための資格のことです。日本に留学した場合、在留資格は「留学」になります。
在留資格 | 内容 |
「留学」 | 大学院、大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、小学校、専門学校、大学.短期大学の留学性別科、各種学校の準備教育課程及び日本語学校などの日本語教育機関に入学した時に付与される在留資格。
在留期間 3月、6月、1年、1年3月、2年、2年3月、3年、3年3月、4年、4年3月。 |
日本に留学する際、あらかじめ入国管理局から「在留資格認定証明書」の交付を受けていると短期間に査証(VISA)の発給を受けることができます。「在留資格認定証明書」は入国に先立って本人または代理人が入国管理局に申請することができます。
※「留学」の在留期間の3月は基本的に大学や高校の交換留学などに適用されるもので、日本語教育機関への通常の留学の場合は在留期間は原則6月からとなります。
※必要に応じて入国後に在留期間の更新申請をすることができます。
日本に留学してどのような学校で何を学ぶは、日本留学を成功させるうえで重要なポイントになります。また、それらの学校に入学する前の日本語学習の学校として、日本語教育機関についいて理解しておきましょう。ここではそれぞれの学校の特徴と入学方法などについて紹介します。
日本語教育機関とは、どのような学校ですか?
大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専門学校に進学する前の段階として、日本語を学習する教育機関です。日本語教育機関には下表の種類のものがあります。日本語教育機関で「留学」の在留資格を取得するためには、法務省が認定した日本語教育機関に入学しなければなりません(大学・短期大学の留学生別科を除く)。この点を必ず確認してください。
種類 | 内容 |
専門学校日本語学科 | 専門学校の日本語学科。修学年限は1年から2年。 |
各種学校の日本語学校 | 各種学校として認可を受けた日本語学校。修学年限は6か月から2年。 |
各種学校以外の日本語学校 | 株式会社、公益法人、個人等が運営している日本語学校。
短期日本語コースから大学コースまでする。 修学年限は6か月から2年。 |
準備教育課程 | 12年間の学校教育を受けていない国の外国人が大学受験資格を得るための「大学入学のための準備教育課程」。日本語以外に日本文化や大学進学基礎科目がある。修学年限は1ねんから2ねん。 |
大学.短期大学留学生別科 | 大学.短期大学に設置されている外国人のための教育課程。日本語以外に日本文化や大学進学基礎科目もある。修学年限は1年。 |
日本語教育機関に入学する条件は原則、12年間の学校教育を修了しているか、それと同等の学力のある者となっています。また入学に当たっては、種類選考のほか面接試験なども実地されます。