日本の飲食店の利用方法・注文方法・食券購入方法

様々な国や地域の料理が食べられる日本のレストランは、サービスのスタイルもいろいろあります。店によって、予約や注文の方法が少し異なるので戸惑うこともあるでしょう。日本で外食を楽しむために、レストランをどう利用すればいいのか。知っておくと役立つ飲食店の利用方法を紹介します。

予約が必要なのは?

人気がある店は予約しておくと安心です。店に電話をかけて「予約をお願いします」と伝えます。カジュアルな店の中には「予約は受け付けていません」という場合もあります。

予約が可能な店には、予約の日時や人数、代表者の名前や連絡先を伝えます。居酒屋でも、4人以上の大人数なら予約しておくと確実です。店によって、混雑の時間帯など、予約が絶対必要な場合もあるので注意しましょう。

席を選ぶこともできる

予約をするときに、椅子が置いてある「テーブル席」か、椅子のない「座敷席」か、どちらかの希望を伝えることができます。一般的に予約の料金はかかりませんが、もし個室を予約したい場合、店によって個室の予約料金がかかる場合もあります。あるいは、予約時に料理のコースを選ばなければいけないこともあります。

もし、予約のキャンセルをしたり、人数の変更があったりする場合は、できるだけ早く店に連絡するようにしましょう。連絡なしにキャンセルするのはマナー違反になります。また店によって、当日のキャンセルなどは料金がかかる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

ラーメン屋・うどん屋・ファミリーレストランなど、カジュアルな店では予約を受け付けていないことが多く、人気店は列に並ぶことがあるかもしれません。

席で注文を取るのが一般的

注文の仕方にはいくつかの方法があります。日本の飲食店で圧倒的に多いのは、席で注文を取る方法です。店に入ったら、店員の案内に従って席につきます。店員からメニューを渡されるので、それを見て食べたい料理を決め、再び店員を呼んで席で注文を伝えましょう。

ラーメン、そば、うどん、牛丼の店など、注文の前に料金を払うシステムもあります。前払い制の場合、注文の代わりに食べたい料理の食券を買うことが多いでしょう。こうした店では、食券を販売する自動券売機で、食べたい料理の食券を購入し、席に着いてから店員にわたせば注文が完了します。

もし店員が食券を半分にちぎった場合は、残りの半券を保管しておくようにします。料理が運ばれてくると、その半券が回収されます。前払い制の店かどうかを見分けるには、入り口付近に食券の自動販売機がないかを確認するといいでしょう。

伝票はレジまで持っていく

食券を購入する先払い制以外の店は、日本の飲食店ではレジにて会計をするのが一般的です。伝票は店員さんが運んできて、テーブルに置いておくことが多いですが、まだ来ていなければ「会計をお願いします」と頼みましょう。

会計の前に伝票の内容を確認し、間違いがなければ伝票を持ってレジに行き、会計をします。なお、日本で店員にチップを払う習慣はないので、いくらサービスがよかったとしても、置いておく必要はありません。最近は居酒屋などテーブルで支払うスタイルもあるので、わからないときは店員に聞きましょう。

記念日のお祝いサービスも

レストランで家族や友人の誕生日やお祝いをするときもあるでしょう。予約をするときに店に相談すると、デザートプレートにメッセージを書いてくれたり、誕生日の歌を歌ってくれるサービスをしてくれたり、一緒になって祝ってくれることもあります。店員に相談するとよいでしょう。

まとめ

日本の飲食店を利用するのに難しいことはありません。食券を最初に購入するシステムの店や、最後に伝票をレジに持っていくことなど、あらかじめ知っておくことで、スムーズに対応することができます。わからないことがあれば、メニューの内容でも何でも、遠慮なく店員に聞いてみると楽しく食事ができますよ。