海外に送金する手順や送金する方法

海外送金の方法は、いくつかあります。
どんな方法を採るかで、かかる費用がかなり異なってきます。
手間暇の問題なども踏まえて、選ぶことになります。

振込による方法、国際書留便を使って現金を送る方法、海外送金サービス会社に委託する方法などがあります。

銀行口座からの振り込み

2017年から、国内で適正な課税を確保するために、口座にマイナンバーの届出が必要になりました。
銀行から海外に送金する場合には、マイナンバーが記載されている書類と本人確認の書類が必要になります。
ですので、予め、マイナンバーを記載された住民票のコピーを用意して、銀行に持って行く必要があります。

役所はマイナンバーの扱いについては慎重ですので、聞かれたらきちんと「銀行送金に使う」ことをきちんと述べていきましょう。

銀行での海外送金の際に、必要になるもの

マイナンバーが記載されている書類
(マイナンバー記載の住民票の写しなど)

本人確認書類
(運転免許証、パスポート、在留カードなど、顔写真付きのもの)

ただし、「マイナンバーカード」(プラスチック製のICカード、写真付き)を既に持っている場合には、①も②も不要で、マイナンバーカードだけ持って行けばいいことになります。

マイナンバーカードを発行してもらうには・・・

国内に住民票があれば、外国籍の人であっても、マイナンバーの「通知書」と「個人番号カード(マイナンバーカード)」の申請書が送られることになっています。
こうした場合、申請すれば、「個人番号カード(マイナンバーカード)」を手に入れることができます。

マイナンバーカードには、氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバー(個人番号)と本人の顔写真などが表示されています。
「マイナンバーカード」を発行してもらうには、申請書と顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)を役所に送ることになります。
申請書と一緒に送る写真は、正面を向き、顔のハッキリわかる背景なしの写真でなければなりません。帽子やサングラスは外し、目にかからないようにしなければなりません。
申請はスマホやインターネットからもできます。
カードができると、役所からハガキが郵送されます。
このハガキを持って行くことにより、個人番号カードが交付されます。
役所は写真と同じ人物が取りに来たことを確認するために、受け取る際には、必ず本人が行くようにします。

海外の銀行に送金されるまでのお金の流れ

日本の銀行で送金額と送金手数料を支払います。
このとき日本円から外貨への両替するための為替手数料も必要になります。

お金は、中継銀行を経て、受取人の口座のある海外の銀行に振り込まれます。

なぜ中継銀行が必要になのかというと、日本の銀行が海外の銀行に送金する場合、コルレス契約(Correspondent Agreement)を結んでいない銀行とは、直接送金ができない決まりになっているからです。

そこで送金した日本の銀行とも、受け取る海外の銀行ともコルレス契約を結んでいる銀行を中継に入れることになります。
手数料は、受取銀行のほかにも、この中継銀行にも支払うことになります。

このように銀行間を通して、約1週間で受取銀行にお金が届くしくみになっています。

一般的に中継銀行の手数料は、1,000~2,500円、受取銀行の手数料は、0~3,000円とされていますが、銀行によってかなりの差があります。

問題は、中継銀行に支払う手数料(コルレス手数料)と受取銀行の手数料は、送金が完了してからでないとはっきりと分からないことにあります。

10万円を海外に送金した場合、3,500円ぐらいが一般的とされています。

中継銀行と受取銀行に支払うこれらの手数料は、基本的には、送金した金額の中から差し引かれることになります。
ですので、相手に渡したい金額がきっかり決まっているような場合には、こうした手数料を想定して送る必要があります。

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日本滞在6か月未満で、日本に住所を持たない外国人(非居住者)の場合には、窓口からの送金(振込)はできますが、「海外送金(外為送金)」の扱いになるため、日本の消費税は取られない代わりに、手数料が高額になります。

送金する日本の銀行の手数料だけでも、下手をすると5,000円もかかります。

この他にも支払い銀行(送金相手にお金を支払った銀行)にも手数料が必要になります。

さらに円建てで送金する場合には送金金額に応じた「円為替取扱手数料」が、外貨預金から外貨建てで送金する場合には「外貨取扱手数料」が、それぞれ最低でも2,500円がかかります。
送金手続きを取った日本の銀行と支払い銀行が同じ銀行の本支店である場合には、支払い銀行の手数料はかかりませんが、海外にも本支店を持つ大きな銀行では、一般的にその分「送金手数料」も高くなっています。
頻繁にこの方法で送金するなら、何か方法を考える必要があります。
インターネットバンキング(外為機能)を利用すると「送金手数料」はかなり安くなります。
ただし、この場合、円建てで送金する場合には「円為替取扱手数料」がかかります。
Tuy nhiên, trong trường hợp này, nếu gửi bằng tiền yên sẽ mất “phí đổi tiền yên”.

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海外送金サービス会社を使う

海外送金を代行するサービスの会社を使えば、銀行に比べて非常に手数料が安く済みます。
為替レートも分かりやすく、基本的に中継銀行手数料がありません。
いずれもオンラインで手続きが行うことができます。
ただし、円からそれぞれの国の通貨への両替する際の為替手数料の上乗せ分が高くないかに、注意する必要があります。

FSA(Funds Sending Agency)

そんな海外送金代行会社の中で、FSAは、送金手数料も為替手数料も安いとされています。

FSAによる送金では、中継銀行は必要なく、提携銀行のマレーシアのCIMB ISLAMICの取り次ぎにより、この銀行がネットワークを持つアセアン地域に直接両替して送金されることになっています。

FSAは、マレーシアの送金専門サービスで、東南アジア9ヶ国をカバーしています。
送金金額が10万円以下なら、このFSAを利用して、中継銀行を通さずに、送金することができます。

このサービスを利用することにより、東南アジア9ヶ国までは、異例の安さと速さによる送金を可能にしています。
しかも特定の受取銀行までなら10分以内に着金できるスピーディさです。
手数料に関しても、東南アジアに関しては、破格の安さになっています。

たとえば、ベトナムに送金する場合の手数料です。

送金額

Số tiền gửi

送金手数料

Phí gửi

1円~50,000円

1 yên~50,000 yên

480円

480 yên

50,001円~100,000円

50,001 yên~100,000 yên

780円

780 yên

100,001円~250,000円

100,001 yên~250,000 yên

980円

980 yên

250,001円~1,000,000円

250,001 yên~1,000,000 yên

1,960円

1,960 yên

気になるのは、円からそれぞれの国の通貨への両替の際に上乗せされる為替手数料ですが、これも1%~1.5%(100,000円で1,000~1,500円)とされています。

手続きの仕方

インターネットから送金申込後、本人確認書類をアップロードするだけで、会員登録なし(ゲスト送金)で、すぐに海外送金することができます。

https://fsa.jp/remit/about/overview から、送金を申し込みます。

②送金申込後すぐに本人確認書類・個人番号(マイナンバー)に関する書類をアップロード(またはFAXで)提出します。

③決済金額(送金額と手数料の合計)を指定された口座へ振り込みます。

  • 振込後、FSAよりトレーサーナンバーの連絡があります。

トレーサーナンバーは、送金を受け取る際に必要な番号です。

  • この番号を受取人に伝えます。

 

受取人は、この番号を持って、自国のFSAの代理店(たとえばベトナムなら国内に1,100もの支店数があるベトナム銀行など)に出向けば、現金を受け取ることができます。

 

その他の海外送金代行サービス会社

海外送金サービス会社には、ほかにもTransferWiseは、Smiles、DCOM Money Expressなどがあります。

 

TransferWiseは、FSAと並んでメジャーな海外送金代行サービス会社です。

以前は、パスポートや運転免許証などのオンラインによる提示だけで送金することができましたが、現在は銀行と同じように、マイナンバーの書かれた証明書の提示も必要になりました。

日本政府の強い意向もあり、今後はこの流れになっていくことと思います。

銀行の場合と同じで、マイナンバーカードそのもののコピーを提示する場合には、他の証明書は不要になります。

着金は、窓口で受け取るか銀行振込みにするかで、速さが違ってきます。

Smilesは、窓口業務のない完全モバイル型の海外送金代行会社です。

DCOM Money Expressは、ベトナムでは有名な会社です。

受け取りを自宅までの郵送にする場合には、郵送中の盗難に関して、補償があるか確かめてからにしましょう。

サービス会社名

Tên công ty

受け取り方法

Cách nhận tiền

手数料

10万円を送金した場合)

Tiền phí gửi

(Trường hợp đã gửi 100,000 yên)

着金

Thời gian nhận tiền

TransferWise 銀行振込のみ

Chỉ chuyển khoản ngân hàng

1,200円(240+100,000×0.95ベトナム)

1,200 yên (240+100,000×0.95 Việt Nam)

1営業日

1 ngày làm việc

Smiles ・銀行振込

Chuyển khoản ngân hàng

・直接受け取り

(窓口に出向いて受け取る)

Nhận trực tiếp

(Tới nhận tại quầy thủ tục)

1,000円ぐらい

Khoảng 1,000 yên

15分以内

Trong vòng 15 phút

DCOM Money Express ①     銀行振込

Chuyển khoản ngân hàng

②     窓口で直接受け取り

Nhận trực tiếp tại quầy thủ tục

③     自宅まで郵送

Gửi bưu điện đến tận nhà

1,750円ぐらい

Khoảng 1,750 yên

最短10分

Nhanh nhất 10 phút

 

3、国際書留郵便で現金を送る 

日本国内で現金を送る場合には郵便局で現金書留の封筒に入れて送ることが法律で決まっています。しかし、保険を付けた「国際書留郵便」にすれば、日本から海外へ現金を送ることができます。保険付の国際書留郵便とした場合に限り、最高200万円まで送ることができます。

ただし、普通に荷物や手紙を送るにはどこの郵便居局でも可能なのとは異なり、保険を付ける場合には、「集配郵便局」か「保険の扱いのある郵便局」に限られます。

事前に確認してから行く必要があります。

10万円を海外送金する場合、保険料は2万円までで460円かかります。2万円を超えるごとに+50円されていきます。

9万9千999円を超えない場合は、保険料の合計は460円+50円×3=610円です。

通常郵便は定型内で25gまでは90円です。
1万円札1枚は大体1gちょっとです。10枚で10gです。これらを足して、全部で700円の送料になります。

インボイスや税関告知書には「Japanese Banknote, 10,000 yen bill」「数」のところには「10」、価格に「100,000JPY」と入れます。

結局この方法が1番安上がりに思えるのですが、ただし、現地に現金が届くまでには5~10日くらいかかってしまいます。